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模擬国連を授業に導入して思うこと

2024年05月05日 (Sun)
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2006年05月24日 (Wed)
これは今日の「東アジア社会論特殊講義」(3年前期)のお題です。

----モギコク導入前に何をしたらいいのかについて書きます。

昨年度後期、模擬国連を体験したクラス。
先週までは、模擬裁判のような順番に発言するタイプのディベートをしていました。
テーマはその時初めて知らされて(「家族は必要か」「産児制限は必要か」)、急遽作戦を練らねばなりません。
この形式は就職試験対策も兼ねて選びました。

今日は、先々週にテーマが発表され、リサーチ結果はレポートとして提出することが義務づけられていました(確実にリサーチさせるために)。
そして、30人弱がAB(賛成)CD(反対)4チームに分かれて、自由に発言できるタイプのディベートをしました

まずはチーム毎に5分間の作戦タイム。時間が延長の希望が出て、さらに三分間作戦を練る。
その後、2分間、仲間チームとの情報交換。

そして、いざ、AとCが5分間の対戦(?)。お互いに一回づつ主張した所で5分終了。
「5分て短いよなあ。ポイントをしぼって発言しよう」とアドバイスして、さらに5分議論。

次に、BとDが対戦。やはりお互いに一回づつ主張した所で5分終了。
また同じアドバイスをして、5分延長。
この間、Cチームは必死に作戦を立てていました。
議論が盛り上がったところでTIME。

再び、AとCが延長戦なしの7分間のディベート。そして、同じくBとDも7分間のディベート。

全て終わったところで、投票用紙を全員に配布。
「今日は全員ジャッジです」
投票結果は・・・。

授業への学生の感想
「今回のような自由に発言できる方が議論しやすい」「データが大事」「もっとリサーチすればよかった」等々

ふむふむ。勝敗がかかったディベートだからこそ、感じることだな。負けて学ぶことが多いということですね。まあこれはコチラの思い通りということで、よかったよかった。

こういう感想をみると、集団討論やディベートを経験し、リサーチや統計データの重要性をしっかり理解させることが、「楽しい模擬国連」につながるんだということを痛感します。ただこれは、1つの授業だけで完結できないので、どうしてもカリキュラムをいじらねばならなくなります。
1年生の間にGDやディベートをやってリサーチの重要性を実感させ、動機付けができた学生にリサーチ方法を学んでもらえば、2年以降が楽なんですけどねえ。
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